一月茶道の時間 (初釜)
2010年の新年をお祝いして、初釜の茶会を行ないました。
ホールに茶席をしつらえて年長組全員が参加しました。園長先生が正客、ウィル先生が次客をつとめてくださいました。華香先生が亭主となり、初釜にこめた思いや床の間のお軸やお花についてわかり易くお話をしてくれました。千明先生はおめでたい「米棚」を使って総飾りのお点前を披露しました。
お軸は「天上大風」 良寛様がこどもたちに頼まれて書いた言葉です。こどもたちが大空高く舞い上がる凧のように羽ばたいてほしいという願いがこねられています。
お花はこどもたちが仲良く元気に過ごせるように、結び柳と紅白の椿を飾りました。
こどもたちがいけたお花も茶室にたくさん飾りました。
今日のお菓子は「麩焼きせんべい」おめでたい折り鶴と波に初日の出の絵が描かれていました。
「お先に」の挨拶はしっかり身についたようです。
大福茶をみんなでいただきました。今年一年健康で過ごせるように願いながらいただきました。十二支のお茶碗を使いました。
茶会の後、お道具を拝見しました。寅のお茶碗、独楽形の棗など、この時期ならではのお道具を間直で拝見しました。水差は砂金袋のお姿、蓋置は六つの瓢箪を合わせた「無病」 でした。
ウイル先生も長い時間ずっと正座をしていました。感想は”Very interesting”(おもしろかった)
幼稚園で毎年一つずつ買い揃えた十二支のお茶碗です。今年の年長さんはひつじ歳とさる歳生れです。
切り絵は園長先生の作品です。