梅雨の一日、茶道の時間を行いました。今日のお軸は「竹」です。鯉やすずめが描かれたお軸と違い文字だけのお軸にこども達もはじめはとまどった様子でした。昨日の七夕の話をするうち、まっすぐのびた力強い文字が「竹」であることに気付いてくれました。強い風雨や大雪にも折れない竹のしなやかさと強さ、そして天に向かってまっすぐ伸びることから、みんなも竹のようにすくすく大きくなってほしいとお話ししました。竹から作られた茶道具がたくさんあることもわかりました。
お菓子は天の川に見立てた「こんぺいとう」です。織り姫さま、彦星さま、そして自分の分として三個いただきました。お懐紙からこぼさないようにするのが少し難しかったようです。お菓子器に左手を添えることもできるようになりました。
向かいあったお友達にお茶を運びました。お茶碗の正面をきちんと相手に向けて「どうぞ」
先生方が普段何気なくしていることも、自分でやってみると案外と難しいことを実感したこども達でした。一口いただいた後で「おいしいです」と挨拶され嬉しそうな表情をうかべていました。
交代でお客様になりました。お友達が運んでくれたお茶は格別の味がしたようです。今回はいただいた後のお茶碗を下げることもできました。
茶道の時間が終わると、お懐紙はお持ち帰りです。いただいたお茶とお菓子もとてもおいしそうに描いてくれました。お菓子は食べてしまったけれどステキなおみやげができました。